2022年2月の記事一覧
なりすまし詐欺被害を防げ!通帳ケースが完成!【美術部】
年々被害が拡大している、なりすまし詐欺の被害を未然に防ぐため、須賀川警察署では注意を促すメッセージ入りの通帳ケースを作成しており、今年度も昨年度に引き続き本校美術部の生徒がそのデザインを担当しました。先日2月18日(金)に、須賀川警察署生活安全課の方が来校し、出来上がった通帳ケースが届けられました。
通帳ケースには、通帳を出そうとしてこれを見たときに、一旦冷静になって周りに相談することができるよう、お金の話をされて不安になっている市民の様子が描かれ、「電話でお金の話になったら、家庭や警察へすぐ相談」の注意書きが添えられています。このケースは、イベントなどで高齢の方を中心に配られるということです。警察署と地元高校生が協力したこの取り組みは2月25日(金)のNHKニュースでも報道されました。
情報電子科コロナ対策班活動報告会
本日、コロナ対策に関する課題研究を行ってきた情報電子科3年1組荒井優、上田陸登、相楽結希、白戸真寛、玉川裕樹、村上智哉の6名が1年間の活動報告会を行いました。
6名は、自動でテーブルのアルコール消毒を行う「卓上消毒ロボット ガンバ」で第19回高校生技術・アイディアコンテスト全国大会佳作を受賞し、また、アクリルパーテーションに代わり送風により飛沫の拡散を防ぐエアーパーテーションのアイディアで、メディカルクリエーションふくしま実行委員会主催 第2回創生アイディアコンテスト 優秀賞を受賞しました。さらに、足踏み式の消毒液ディスペンサーを製作し、須賀川市や近隣中学校へ寄贈したことで令和3年度福島県高等学校PTA連合会善行賞を受賞しました。
今日は地元の新聞社3社が来校して報告会の様子を取材しました。生徒たちは、「学んできたプログラミングの知識よりさらに高度な工夫が必要で難しかった」「部活動もあったが、仲間と協力して取り組めたことはよかった」などと述べていました。
令和3年度 表彰式・同窓会入会式を実施
本日2月28日(月)、令和3年度表彰式が行われ、明日卒業式を迎える卒業生のうち、のべ113名の生徒が産業教育振興中央会長賞などの外部賞を受賞し、学業優秀賞などの校内賞をのべ197名が受賞しました。
いずれも例年を上回る受賞数で、コロナ禍にあっても自分の目標を見失わず、資格取得や部活動などに全力で取り組んだ結果であり、大変立派であると思います。今日の表彰式には2学年の生徒も臨席して卒業生の凛々しい姿を見届け、退場の際には温かな拍手で見送りました。
また、表彰式の後には同窓会入会式も行われ、同窓会渡邊会長から各クラス代表の7名に委嘱状が交付されました。また記念品として卒業証書ホルダーが贈られ、新入会委員を代表して薄井彩花さんが「これまで学んだことを生かして、活躍していきたい」とあいさつを述べていました。
「福島イノベーション・コースト構想の実現に貢献する人材育成」成果報告会に参加
令和3年度「福島イノベーション・コースト構想の実現に貢献する人材育成」成果発表会が、2月22日(火)オンラインにて開催されました。県内の35校336名の生徒と50名の教職員が参加しました。今年度「工業高校における専門人材の育成」事業に参加した、「情報電子科課題研究」「電子機械科課題研究」「メカトロ部」「情報通信部」の中から、代表して「情報通信部」の2年生2名と顧問1名で参加しました。
第1部は、基調講演「イノベーティブシンキングが世界を変える~福島から世界へ!」と題して慶応義塾大学理工学部システムデザイン工学科 教授 満倉晴恵先生の「心の可視化」についての講演をいただきました。簡単な脳波計を取り付けることにより、感情をリアルタイムで可視化することで、自分の状態、興味・好き嫌いなどを見ることができるようになったお話は、非常に興味深く、先生がおっしゃていた「想像したこと、想像し得ることは全て現実になります。」というお言葉は、心に響きました。
第2部は、各学校の活動報告会と交流会で本校はAグループで、磐城高校、小名浜海星高校、勿来工業高校、小高産業技術高校、会津学鳳高校の取り組みにつての発表を見させていただき、レベルの高い発表に刺激を受けました。その後「工業人材育成事業」のグループで、工業高校の取り組みについて話し合いを持ちました。
今回の成果発表会は、最先端の研究や、他校の取り組みを見ることができて、来年度以降の本校の取り組みに大変刺激となりました。貴重な機会をありがとうございました。
令和3年度 情報電子科ライントレースカー大会!
本日2月17日(木)、情報電子科ではライントレースカー大会を開催しました。
ライントレースカーは、コース上の黒いラインの位置をセンサで認識しながらライン上を自走する車です。情報電子科では1年次の工業技術基礎、2年次の実習の中で製作しているもので、2年間かけて基板の設計や回路のはんだ付け、車体の組み立てやプログラムの構築と修正などを行い、自分だけのマシンをつくりあげてきました。今日はその集大成として2本試走を行い、完走までのタイムと、コースの取り方などを点数化して競いました。
制限時間は3分で、コースアウトや、止まってしまった場合はスタート地点からやり直しとなります。どのラインを選んで走らせるかも作戦となっており、うまくショートカットできれば距離は短くなりますが、適切なプログラム作成や車体の調整ができるかどうかがカギとなります。また、スピードを上げるとコースアウトしやすく、車体やコースの状態を把握して適切に走らせることが重要となります。
今年度優勝した生徒のタイムは31秒24でした。1本目での失敗を生かし、プログラムを書き換えての挑戦が功を奏したようです。日頃の学習の成果が存分に発揮された大会となりました。